NH以外のキャリアでNH国内線アワードを発券する場合の規則を調べてみる(3)マルチエアポート問題

シリーズものの投稿になります。序論をご覧になっていない場合は序論からご覧ください。
NH以外のキャリアでNH国内線アワードを発券する場合の規則を調べてみる(1)はじめに
このblogをご覧の皆様におきましては、マイレージを使ってアワード発券するなど、朝飯前だと思いますので、手続きやルールについては、改めて記事...

小テーマの2つめはマルチエアポート等、同一空港と見なす空港に関するアワードの問題を考えてみます。

IATAのマルチエアポート

日本では、TYOをHNDとNRT、OSAをITM、KIX、UKBと同一の空港として指定しています。当初UAのアワード検索画面ではHND-NRTのアワードが発券可能でしたが、あからさまに塞がれてしまい、今では不可能です。

一方で、山口宇部-成田の旅程を考えますと、山口宇部→羽田→(中部|伊丹|福岡|那覇|千歳)→成田という旅程を取らざるを得なくなり、IATAのマルチエアポートの片方である羽田を経由して成田に向かう旅程となります。こちらはHND-NRTよりは放置されたものの、後になってこれも塞がれました。

乗り継ぎの場合ですが、HND-NRT、ITM-KIX、KIX-UKB、UKB-ITM間の地上移動を含む旅程も普通に出てきます、スタアラ他社上級会員の方々においてはNRT発の便を利用するとNRTのアライバルラウンジを堂々と使えるのが唯一のメリットかと思います。例は広島→新潟の旅程でHND-NRT間の地上移動という普通のパターンです(もっとも広島→新潟は沖縄経由というぶっ飛んだ旅程が一番最初に出てくるクオリティの高さに唖然とします)。

良識の範囲

石垣-関西と石垣-伊丹ではアワードの検索結果が違う

直行便の有無により乗り継ぎ旅程の制約が異なることは前にも書きました。

これが同じOSAマルチエアポートである関西と伊丹で大きな違いを生むことになります。顕著な例では、直行便のある石垣-関西と直行便のない石垣-伊丹(または神戸)が該当します。

前回のテーマにもあったように、石垣-関西では乗り継ぎは1回までしか認められませんので、石垣-羽田-関西は認められても、石垣-那覇-羽田-関西は検索結果に出ません。

ISG-KIX

しかし、石垣-伊丹で指定すると、乗り継ぎは2回まで可能ですので、石垣-那覇-羽田-伊丹の旅程はもちろんのこと、頑張れば石垣-那覇-千歳-伊丹も出ます。札幌泊も出来ないことはありません(この例では翌日の千歳→伊丹のアワードが空いていないため出てこなかっただけです)。

ISGCTSITM

NHの空港間相互利用ルールとアワード発券への影響

2008年春からNHは北九州、福岡、佐賀発着の予約変更可能な航空券において相互利用が可能となっていますが、他社マイレージで北九州、福岡、佐賀の2区間を結ぶNH国内線アワードは発券可能です。例えば福岡→佐賀(もちろん直行便はありません)を検索してみましょう。

FUK-HSG1FUKCTSHNDHSG

福岡-佐賀間はJR特急で45分しかかからない区間ですが、福岡→宮崎→羽田→佐賀や福岡→千歳→羽田→佐賀というチェックイン時に福岡空港の地上係員から「本日は福岡から札幌経由で羽田、そこから(声が裏返って)佐賀!?」という変な人認定を受けること間違えありません。そこで「(鼻高々に)えぇ、バスやJRだとお金がかかるでしょ?アワードだったら手数料かからないのでタダで移動できるんですよ!」と返事をすればこれからの人生、恥ずかしいことも怖いこともありません。もちろん、JRと違って乗継時間に余裕がある場合は制限区域外に出ることも可能です。

結論

IATAマルチエアポート相互発着の片道旅程は発券不可能
IATAマルチエアポートの一部を経由して、IATAマルチエアポート行きの片道旅程は発券不可能
NH独自の相互利用可能空港相互発着の片道旅程は発券可能