破壊力抜群のプロモを2ヶ月スルーしてました。
2025年3月から、毎月15日頃にトルコとTKが指定した10都市間のフライトで獲得できるステータスマイルが2倍になるというプロモが始まっていました。
T&Cはこちら
リンク切れに備えて画像も貼っておきます(2025/5/17 AM 8:00確認)

プロモ発表時にプロモが適用される「発券期間」と「搭乗期間」もあわせて発表されるのですが、「発券期間」は「発券地」のローカルタイムとあります。これが罠でして、CTOで発券した場合の発券日時はCTOのローカル時間になるのですがインターネット経由発券の場合はトルコ発券であることに注意が必要です。FlyertalkのThreadを見ると「1週間経過しても加算されない。カスセンに言っても機械返信しか来ない」という投稿を見かけますが、インターネット経由発券がトルコ発券であることを知らない人かもしれません。
なぜ知っているかというと、Promoクラスが開いている便を予約する際に積算率50%であるTLVの予約クラスがSemiFlex扱い(SemiFlexの場合は即時発券ではない)で積算率100%のQクラスにして欲しい場合にCTOに電話する必要がありますが、そのときに「インターネットから予約発券した場合はトルコ本国発券扱いになるけど、発券せずに予約記録だけ作って電話で予約クラスを変更して入金した場合は日本発券になります」と聞いていたためです。
「搭乗期間」については特に搭乗日についてはフライトの出発地のローカル時間になります。例えば7/31までが搭乗期間である場合において、プロモ対象都市AとBの間をA→イスタンブール→Bの旅程でTK運航便TK便名に搭乗する際、A→イスタンブールは7/31に搭乗するも、イスタンブール→Bは接続の都合で8/1に搭乗する場合、A→イスタンブールはプロモ対象ですが、イスタンブール→Bはプロモ対象外(都市はプロモ対象だけど、搭乗日がプロモ対象外であるため)になります。
そして、ステータスマイルはMiles&Smilesのステータスマイルなので他社マイレージプログラムには積算対象外です。そして搭乗前にMiles&Smilesの会員番号を紐付けしなければなりません(明示的に事後加算が無効とは書かれていないが、後付けのためにTKのカスセンを頼ったり期待してはいけません)。
発表済の10都市
発表は毎月15日にインスタのMiles&Smilesアカウントで発表されますが、メールでも届きます。過去3回発表された分について、メールの本文を貼っておきます。



日本在住のボーナスチャレンジは3月の対象都市に大阪とサンティアゴが入っていましたので、大阪-イスタンブール-サンティアゴ往復を100%運賃(この発券期間だと50%運賃は出てこなかったはず)で飛んだ場合、TPMは以下の通り、大阪は5,642、サンティアゴは8,186となりますので、獲得できるステータスマイルは 5,642 * 4+ 8,186 *4 = 55,312 となり、ELITE 更新条件1年目25,000ステータスマイル、更新条件2年 37,500ステータスマイルはどちらの条件であっても一撃クリアになります。おおよそ35万円程度は2年37,500ステータスマイル条件で欧州2往復+不足分をBuy Status Milesで充当するよりも遙かに安いです。


もっとも1年目条件25,000ステータスマイルさえ達成できればいい場合は、5642*4=22,568ですので、25,000-22,568=2,432ですので、大阪-イスタンブールー(TPMが1,216以上あるプロモ対象外の都市)の往復だけでOKとなります。フランクフルト、ジュネーブ、ニース、リガだと1,216超えますのでそれより遠ければどこでもよいため、本数が多くて長距離機材が入るAMS/CDG/LHR/BCNとかで充足でき、「ロカ岬タッチトライアル」のためにリスボン詣する必要はありません。
このプロモをおいしくいただくためのレシピ
①ステータスマッチを使わずに0からELITE(★G)を獲得する足がかりとして
Miles&Smiles会員を新規登録を行った後に大阪-サンティアゴ往復した場合、ELITE昇格まで残り9,688 ステータスマイル必要となるとことまで来ます。この残りマイル数は日本-イスタンブール往復を100%積算運賃するだけで達成可能です。日本在住者だとすぐに思いつくSFC修行者と同じTYO-OKA間のプレミアム株主優待運賃で埋めようと考えがちですが、これだと片道6.5回(1往復86,000円で2,948ステータスマイル)する必要があり、それよりはTKの100%運賃の方がコスパがよいため、半年先の運賃でQクラスが出ているタイミングで予約してください。いや、TKが誇る欧州各地へのダイレクトアクセス(ドイスだったらケルンボンやベルリン、フランスだとマルセイユ、ニースコードダジュール、ツールース、本物のレゴランドを見にデンマークのビルン、そしてスウェーデン第2の都市イェーテボリ、スペインはマラガ、ビルバオ、バレンシア)で出入国スタンプ蒐集も思い出になるかと。
なお、ELITE昇格に必要な残ステータスマイルはClassic Plus昇格基準を超えたフライト搭乗日(IST→SCL)の翌日から1年間で計算します。

②ELITE更新を2年間37,500ステータスマイルで達成した諸氏がELITE PLUSを目指す
ELITEの更新条件として2年間37,500ステータスマイルを1年間で達成していた場合、ELITE→ELITE PLUSの昇進条件である過去12ヶ月以内のステータスマイルが80,000以上を充足するために使ってみるとこのようになり、ELITE Plusの達成は余裕かつ、ELITE Plusを維持するために1年目に必要な残ステータスマイル数は18,188となり、東京-リスボン間100%積算運賃往復だと2,676ステータスマイル足りないくらいまで到達します(コスパの点では中途半端にしんどい残り数で、トルコ国内線600マイル積算運賃だと5レグ、約6万円の追加出費)。ELITE Plusを1回更新した後、次のELITE Plusの期間内に更新条件を満たさない場合にELITE格下げとなりますが、引き続き☆Gを維持することができます。

最後に
このプロモで2倍になるのはステータスマイルのみで、特典航空券発券やアップグレードで利用可能なボーナスマイルは2倍になりませんので誤解なきよう。