NH以外のキャリアでNH国内線アワードを発券する場合の規則を調べてみる(2)乗り継ぎ回数の条件

シリーズものの投稿になります。序論をご覧になっていない場合は序論からご覧ください。
このblogをご覧の皆様におきましては、マイレージを使ってアワード発券するなど、朝飯前だと思いますので、手続きやルールについては、改めて記事...

NHの提携会社でのマイレージを使ってNH国内線アワードを発券しようと検索しますと、直行便が就航しており、十分な本数とアワード空席があるにもかかわらず乗り継ぎ便が表示され、しかも必要マイレージ数が同じで発券可能です。

そうなりますと、乗り継ぎ可能な回数の最大値が気になります。最初のテーマはこの乗り継ぎ回数の最大数を確認してきたいと思います。

直行便のある区間(羽田-伊丹)

早速検索してみましょう。

羽田伊丹

検索すると Nonstop と 1 stop と選択肢しか表示されず、2+ stops の選択肢が出てきません。しかし空席があれば那覇経由、場合によっては那覇で一泊できることもあります。

直行便のない区間(羽田-静岡)

静岡空港を発着する路線は那覇と千歳しかありませんので、1 stopは必須でなおかつ 2+ stopsの選択肢があります。

羽田静岡
空席状況では那覇で一泊出来るプランが出てきます。2回乗換になりますと、岩国(季節運行)、福岡、鹿児島経由で沖縄に回って日帰りができてしまいます。

直行便がなく、最低でも2回乗継が必要な区間(壱岐-静岡)

壱岐空港からは長崎までの便しかなく、静岡空港発着便は上に書いたように那覇か千歳しかありませんので、2+ stopsの選択肢しか出てきません。また、長崎からは那覇までの直行便はありますが千歳までの直行便がありません。

従って、壱岐-静岡間を最小乗換回数で移動するためには壱岐-長崎-那覇-静岡の2回乗り継ぎとなり、その次はは壱岐-長崎-(伊丹、中部、羽田)-千歳-静岡の3回乗り継ぎになります。それでは検索してみましょう。

IKIFSZ

検索してみると2回乗り継ぎが不可能な日は検索結果が出てきません。要するに壱岐-長崎-那覇-静岡が不可能な場合はアワード空席が出てきません。

この結果から、3回乗り継ぎの4区間利用はシステム上塞がれていることが理解できるかと思います。

直行便が満席の場合は、2回乗継ぎ旅程が出てくるのか?

何故か機材が小型化してしまった松山-那覇ですが、今回の調査では役に立ちます。都合良く連休に絡まない9/27火曜日が満席です。

松山那覇アワード満席
では、直行便の空席がある9/26と直行便が満席の9/27で比べてみます。

松山那覇アワードOK松山那覇だめなときはだめ

結果は歴然です。直行便が満席の場合でも2回乗継ぎは結果に出てきません。1970年台のYS11運航を彷彿させる松山-伊丹-羽田の旅程を経て那覇に向かう旅程は出てきません。

結論

直行便のある区間:直行便(1区間)と乗継1回(2区間)
直行便のない区間:乗継1回(2区間)または2回(3区間)

なお、直行便のない区間については、最低乗継回数の評価はしておらず、一律この条件になっています。