TKの会員レベルが降格した後に再昇格したときに気づいたこと

自分のマイレージ史を書いているなかで、途中にTK ELITEからCLASSIC PLUSに降格して、再度ELITEに昇格している件が出てくるのですが、この期間には規則の運用や昇格のメリットなど、案外知られていないことをたくさん経験しましたので、先に切り出しておきます。

ELITEもらったのに、CLASSIC PLUSに降格してしまった皆さん

抹茶サイトを見ると、ここ最近は有効期間が非常に短いELITEを配布しているようです。きっとELITEを配っても自社便利用推進につながらないことが分かってしまったからだと思います。
私もステータスマッチでELITEをもらった一人ですので、ステータスマッチが悪ということを言う立場でもありません。しかし実際に更新しようとしてTK便に搭乗したものの更新条件を満たすことが出来ず、一旦CLASSIC PLUSに降格しましたので今のELITEは自力で取得したものだと思っています。

oldstatuscards

downgrade

もし、ELITEの時にある程度Status Milesを積算していたけどCLASSIC PLUSに降格してしまい、放置している方がいたら是非とも読んでください。

昇格条件の確認

会員レベルの昇格条件についてはMiles&Smilesの公式ページに記載されていますが、改めて表にしておきます。

会員レベル Classic→
Classic Plus
Classic Plus→
Elite
Elite→
Elite Plus
昇格条件 直近12ヶ月以内に
25,000 Status Miles
積算
直近12ヶ月以内に
40,000 Status Miles
積算
直近12ヶ月以内に
80,000 Status Miles
積算

重要なのは「過去12ヶ月に積算したStatus Miles」としか書かれていないことです。これは純粋に過去12ヶ月であり、Status Milesを積算したがどの会員レベルだったのかは関係がないということです。

具体例:私のELITE昇格のケース

文章で書くと長くなるので、図にしました。

uptier-condition
CLASSIC PLUS→ELITEでの昇格時の各会員レベルの時に獲得したStatus Milesと、過去12ヶ月に獲得した Status Milesを表しています。
過去12ヶ月というのはCLASSIC PLUS会員時だけではなく、降格前のELITE会員時に積算したStatus Milesも対象となっています。

1年間に2段階昇格も可能

昇格条件のStatus Milesはどの会員ランクの時に積算したStatus Milesということには全く関係ありませんので、下のように1年間にCLASSIC PLUS→ELITE→ELITE PLUSという昇格が可能です(日付の尺が日数に比例していないので注意してみてください)。

%ef%bc%92%e6%ae%b5%e9%9a%8e%e3%82%a2%e3%83%83%e3%83%97%e3%82%82%e3%81%82%e3%82%8b

この例を読者諸兄をもっと混乱させるためにCLASSIC PLUSの前のELITEも含めて図を書くと、このような感じとなります。

%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81%e3%82%8b%e3%81%a8%e3%81%93%e3%81%ae%e3%82%88%e3%81%86%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b

くれぐれも「CLASSIC PLUSの時に40,000 Status Miles積算し、ELITEの時に80,000 Status Miles積算して、1年でCLASSIC PLUSからELITE PLUSに昇格するためには120,000 Status Miles積算が必要」と誤った認識を持たないようにしてください。

会員レベル昇格時には Status Milesの繰越があります

実例に挙げた通り、私の場合は過去12ヶ月で40,513 Status Milesを積算したことでELITEに再昇格しました。ELITEへの昇格条件は再三申し上げておりますように過去12ヶ月で40,000 Status Miles積算ですが、超過した513 Status Milesは昇格後のELITE会員のStatus Milesに繰り越されます。昇格直後の Card Renewal 画面の画像が発掘されましたので貼っておきます。

10806400_439723592848641_1524410172732612355_n

最初の1年で24,487 Status Miles、2年通算で36,987 Status Milesとそれぞれ通常の更新基準よりも513少ないことでご理解頂けるかと存じます。

この昇格条件以上のStatus Milesは繰り越されることを逆手に取ると、39,999 Status Milesから一気に10,000 Status Miles積算すると、9,999 Status Milesが繰り越され、ELITE更新の条件である最初の1年間の25,000 Status Milesが、実質 15,001 Status Milesだけ搭乗すればいいため、SKのAクラスで成田からコペンハーゲン経由のどこか往復するだけで更に2年間のELITE更新が確定することになります。
理論上、往路の最終目的地一つ前までで39,999 Status Milesになって、最終目的地到着後に49,999 Status MilesとなってELITE昇格を確認後に復路に搭乗をし、復路だけで15,001 Status Miles 積算すると、1度の旅行でELITE昇格とELITE更新を一気に片付けることができます。

まとめ

会員レベルの昇格条件が純粋に過去12ヶ月間に積算した Status Miles 数だけなので、ステータスマッチでELITEになったらある程度は搭乗しておいてCLASSIC PLUSに降格しても一発30,000Status Miles稼げる旅程で復帰すれば2年間のスタアラゴールドです。また昇格時は昇格条件のStatus Milesを超えて積算した分は昇格後の会員レベルで積算されたStatus Milesに繰り越されますので、うまく活用すれば1回の長距離旅行で昇格と更新を一気に片付けることも可能です。
特にELITEは2年間で37,500 Status Milesで更新ですから1年当たり18,750 Status Milesの利用を目安にすればよく、その場合は欧州が好きな方であればSKのAクラスで毎年1回欧州往復するだけで2年間の会員資格が維持できますので、ステータスマッチでELITEをもらった縁もありますので更新を検討されてはどうかなと思います。

参考までに

CLASSIC PLUS降格後に届いたCLASSIC PLUSキットの画像を出しておきます。

まずは封筒から。

%e5%b0%81%e7%ad%92

中身は「条件を満たさなかったからCLASSIC PLUSに降格だけど、これにこりずまた乗ってくれや」というお手紙とこのケース。堅いので角や縁で頭を叩くと痛いです。

%e5%85%a5%e3%82%8c%e7%89%a9

中身は左にステータスカード、右にラゲッジタグ(名前と会員番号印字済)が入っていました。

%e4%b8%ad%e8%ba%ab

ステータスマッチでELITEを貰ったときは紙の台紙に挟まれていただけでしたが、降格した方がいいパッケージじゃないかと思いました。
(ELITEに再昇格した時も同じパッケージでしたが、タグを荷物にくくりつけるベルトが見かけだけ少し高級感がありました)