SAS Lounge Goteborg について

満を持してイェーテボリのラウンジを紹介

北欧航空休息室訪問指南その4はヨーテボリ・ランドヴェッテル空港編です。

過去10年間にこのラウンジを利用した日本人トップ50に入るくらい利用しているのにかかわらず紹介をしていなかったのは訳があります。

制限区域外からラウンジまでの行き方

空港公社のサイトが提供しているPDFファイルから切り取った地図を加工して動線を説明します。

かつてイェーテボリ空港から飛行機に乗る場合に制限区域に入るための保安検査場への入り口は赤線~黄線のルートだけ(右がFasttrack、左がその他一般)でしたが、2023年12月の2019年の空港マップ(19番ゲート以降が国際線エリアの時代)で確認したところ、茶色の動線である空港に入って右にあるホテル(Scandic Landvetter)の方に保安検査場が存在しています。現在、この茶色の動線がFasttrackです(2019年秋現在、北側の保安検査場の利用対象者は誰だったのかは不明です)。

現在のFasttrackを通った場合、ゲート13と14の間に出るため、結構歩きます。そのため、混雑していないときはロビー中央から一般レーンで保安検査を受けると近い上に、全く迷うことがなく、以下の図の通り従来ルートの赤色の線の動線で保安検査を抜けていき、免税エリアを通り抜けた先にある車が展示している右を通っていけば着きますのでおすすめです。

「車の横」の「車」は、赤のVolvo S60(写真は2019年撮影)です。

エントランス

まずは2019年10月の外観。

同じく2019年10月、真正面から撮影。

続いて2019年11月の遠景。右に何か置かれています。

大きな荷物に近づいてみました。

最後に2024年6月のラウンジ入り口

左の張り紙が2枚になっており、左が営業時間(最初のフライト出発60分前から最後のフライトが出発する30分前まで)、右は入室資格者の一覧が記載されています。

レセプション

2019年10月時点でのレセプションを中から撮影。この時は入室確認は有人での対応でした。

2019年10月時点のレセプション

入って突き当たりには「TRAVEL SELF SERVICE」がありました。TRAVEL SELF SERVICEは、SASの予約変更とかするときに使うPC(実際にはSASのWebページから操作するだけですが・・・)が置かれているだけです。

次に2019年11月時点でのレセプションを2019年10月の写真と同じアングルで撮影。

おやおや?有人カウンタがあった付近は床が剥がされ、それ以外も床から何か生えてきて、鉄板が敷かれているなど、工事中であるようです。

工事が開始されて以降、受付は元「TRAVEL SELF SERVICE」の場所に移りました。そして「TRAVEL SELF SERVICE」で使用していたPCは移設されています(後述)。

そして2024年6月に撮影したレセプション

ご覧の通り、自動改札機が設置されております。2019年11月の写真にあった大きな荷物は改札機だったようです。記事を公開していなかったのは、自動改札機設置後のラウンジの取材をするまで待っていたからです。

有人受付の背後にあった「TRAVEL SELF SERVICE」の看板はカーテンで隠されています(写真は撮影していないけどチラ見だけしたw)

そして自動改札導入前のレセプションの後ろには世界時計がありました(2019年10月)が、これも撤去され、

2024年6月には右の画面に天気とともに表示されるように変わりました。

円卓のシェードが撤去された

2019年10月の様子です。SAS Loungeおなじみの円卓上にある丸いシェードがありました。(灰色は人物が入っているので特定できないように消しました。)

2019年10月のダイニング用円卓

これが2024年6月に訪問したときにはシェードと電球が外され、天井からLEDスポットライトで直接卓を照らすように変わっていました。

レセプション奥、手前のエリア

レセプションの裏はバックヤードと子供部屋

子供部屋の奥の休憩処

奥のテレビがある区画の手前はこんな感じ(2019年11月撮影:椅子が今と違います)

テレビがあるエリアから入り口を見た様子(2019年11月)

同じくテレビがあるエリアから右の様子(2019年11月)

一旦戻って、子供部屋列から右側。

更に右の様子

窓側の休憩処

角のエリアを拡大

窓側からカウンタを見たところ

給水場

飲料や乾き物があるカウンタ

手前のカウンタで提供しているものを右から紹介します。

瓶ビールはノンアルコールビール。そして氷。

ドリンクバーはどこのSAS Loungeでも同じ。スプライトはゼロシュガーです。Lingonはリンゴンベリードリンク。日本語だと「こけもも」(日本では名前は聞いたことがあるけど食べたことがない人が圧倒的に多いと思われる)。

ドリンクバーの右にあるレバー式の蛇口は、右が炭酸水、左が普通の水。

リンゴとクッキーが盛られているところは写真撮影していませんが、その左にある蛇口は(アルコールが入っている普通の)ビール。

カウンタの左端の2つの蛇口は右が白ワイン、左が赤ワイン。ここは Gold Loungeではありませんので、瓶のワインは提供されておらず、レバ-を手前に引いて蛇口から注ぎます。

一方、カウンタの奥を俯瞰で撮影していませんでしたので、提供物を左から右に向かって順番に並べてみます。

氷水とオレンジジュース(氷入れているので冷えているけど水で薄まっていないか?)。昔は左の水はありませんでした(写真省略)。

温水?わからん。ティーバッグは6種類。当然 Japanese Green Teaはありません。

乳糖を完全に除去したミルクと後ろにオーツ麦ドリンク。

コーヒーメーカー(普通の牛乳はホットミルクとして出てきます)。

エスプレッソも抽出できるので、エスプレッソ用カップも用意されています。

餌場

食べ物はドリンクの左側の机にあります。写真は奥の部屋への通路から撮影したのでドリンクカウンターの右で写っています。

食べ物台は午前10時過ぎに撮影しています。

2024年のカウンター側はパンに挟むあれこれ。右上はピーナッツバターですが、肝心のNutellaが写っていないw

同じ場所の2019年の秋、早朝の同じ場所の撮影。上の写真はまだ朝食バージョンだったのか?はたまた、終日これになったのかはわかりません。昔はトマトがなかったようですw

更に2019年の秋、午前10時過ぎに撮影したもの。なんか食べ物らしきものが用意されていました。

パンは反対側にあります。あれ?Nutellaなかったか???

同じ場所の2019年10月、早朝撮影したもの。いくら経営難でもパンの種類を減らすことはないと思うので、布の下にはこういうパンがあるものとイメージしてください。

ヨーグルトのところは講釈を垂れますw

左から「ストロベリーヨーグルト」「バニラヨーグルト」でこの2つは乳糖完全除去、そして「プレーンヨーグルト」(普通のヨーグルト)にイチゴソース。牛乳パックにはMellan Mjölk(スウェーデン語でmellan は英語の between、mjölkは同じくmilk))と書いていて「??」と思うかもしれませんが、その下に EKOLOGISK FÄRSK MELLANMJÖLK 1.5% とあるので、乳脂肪分1.5%のミルク(スキムミルクと普通の牛乳の間という意味)。これは上にあるシリアルにかけて食べるためのミルクです。

シリアルの他にミューズリー、ジャム、マーマレード、蜂蜜、右側は忘れましたw

写真は撮影していませんが、パンの右側、鍋に入っているものの中身はこちら。オーツ麦を蒸したもので、蓋を開けたら出てくる匂いに耐えられないので、2019年10月に撮影のために開けて以降、近寄ることもしません。

奥のエリア

写真は2024年7月撮影分です。古い写真を使い場合は都度追記します。

餌場から奥の部屋に向かう通路に向けて撮影。右側のワゴンは「使った食器はここに」で配置されています。

逆方向からの撮影(2019年11月撮影)

同じく2024年6月撮影

少し奥に進みます。

通路の奥にはトイレがあります。手前にあるPCは2019年10月に入り口奥(今のレセプションの場所)にあった「TRAVEL SELF SERVICE」を提供するためのPCです(もちろんネットサーフィンもできます)。

トイレはスウェーデンでは一般的な「SEX FREE」(性別関係なく使えるという意味です)です。

トイレの入り口から餌場に向かって撮影。壁が出ている箇所にカーテンを取り付けるのは北欧インテリアの基本なのでしょうか?ホテルでも「ここにも窓あるのか!」と思って開けたら壁だったことがよくあります。

まずは2019年11月撮影。「SELF SERVICE KIOSK」は自動改札設置工事以降、この場所に移設されました。

そして2024年7月のほぼ同じアングル。PCは更改されました。

同じ場所から奥の部屋を撮影。

長机の角からパノラマで撮影

長机の後ろは制限区域から見えますので変なことはしないようにw

右奥にある個室みたいなものは電話室と個室の作業机(誰も利用していない場合は受付に連絡とかせずにそのまま使えます)

2019年10月撮影の電話室と作業机部屋から出入口側を撮影(手前の長い机が今とは違います)。

ダイニングと奥の通路側から電話室&個室作業部屋方面(2019年11月撮影)

もう1回エントランス

2024年7月の訪問ではスタアラ運行便がTK1798(LHもあったけど搭乗口まで遠すぎるので)だけしかない時間帯でしたので、訪問者も少なく、エントランスをいろいろな角度で撮影することが出来ました。

最後に

このラウンジは10回以上訪問していてSAS Lounge訪問回数ダントツです(実はCPHよりも多い)が、SASは2024年8月31日をもってスターアライアンスから脱退するため、TK便でイスタンブールやLO便でワルシャワに向かうときに使えなくなるため、訪問回数は減るのかなぁと思います。とは行ってもイェーテボリに行く機会が0になるわけではないため、預入荷物1個は絶対無料であることを生かしてSAS Plusで予約するために利用する機会が残りますので、スカイチーム加盟後の様子を取材しようと思います(仕事の都合で2025年以降になると思いますが)