当時と今では表現が違いますので、まずはそのギャップについて。
今のアーランダ国際空港のT5のゲートCは、2019年時点ではTerminal 4として呼ばれており、ゲート番号も今のようにC31~C44ではなく、31~44と称しておりました。現在「ターミナル4」はゲートCエリアの手前、保安検査エリアだけを指しています。空港のフロアマップ(https://www.swedavia.com/arlanda/finding-your-way-at-the-airport/) から該当箇所を抜粋してみます。
当時のゲート番号も図に加筆しましたが、37番と39番の間にラウンジに行くためのエレベータと階段がありました。今で言うC37とC39の間、今だと Pearl Lounge がある場所になるのかな?
ラウンジ入室の導線
こんな感じでコンコースにはラウンジへ誘導する看板とかは全くなく、37番ゲートを過ぎたところで突然現れます。キョロキョロしながら歩かないと見つけられなかったかも。
写真はコンコースの奥から手前に向けて撮影しています。写真右方面が39番ゲートになります。
入り口のエレベータと階段に近づいて撮影。
SAS Loungeと書いた扉を開いたところ、この案内と上り階段がありました。
営業時間は国内線初便出発前60分前~定期便国内線最終便出発30分前(ということで毎日営業時間が変わります)で、ラウンジが空いていない時はエレベータが上昇しません(ラウンジ階のボタンを押しても反応しません)。
ちなみに訪問時の初便はSK2151便で8:10発でしたが、案内板の時間にあるとおり7:03にラウンジに行こうとしました。当然開いていませんのでエレベータのボタンが反応しなかったわけです。
ラウンジの中
入り口だけ自動改札機でした。写真の奥と左側しかくつろぐスペースがなく、右側は餌場だけです。
写真の奥のエリアを手前から奥に向けて順番に。果物はここにだけあります。それ以外の飲食物は後述。
写真右に写っている長机(ダイニング用)
入口左側のエリア。SAS Loungeおなじみの照明シェードがついた円卓があります。
航空機が見えるエリアだけではなく、コンコースの上をまたいで存在することがこれでおわかりかと。
飲食物
朝飯バージョンですが、国内線ラウンジなので期待は禁物です。
改札機を抜けた正面にパンなど、腹にたまるもの。
パンの横にはスライスチーズとバター、カトラリーはSDGsに配慮したのか、木製、皿は紙。ミルクと紅茶のティーバックがあります。
奥にはコーヒーメーカー。什器の左右を通行できるように見えますが、右側のみにものが置かれています。
コーヒーメーカーの裏にはビールが平置きされていて、隣には順に「赤ワイン」「白ワイン」「水」「炭酸水」そして清涼飲料。カトラリーと皿の材質を見てSGDsを意識していると思っていたらプラコップが山積みされて、単に洗うコスト削減で使い捨てのものを採用していたのか?
清涼飲料の右にヨーグルトとジャム、そしてオーツミール(見たくもないので蓋すら開けていませんw)
改めて中から入り口を見るとこんな感じになっています。
国内線ラウンジで拙者が食べられるものとしてはこれくらいしかありません。国内線のANAラウンジのミックスおかきに比べたらまだましか(この後機内でいつもの冷たい箱飯を食べるけど)。
今もあるターミナル5のSAS Loungeに行けば野菜は摂れるけど、Sky Cityを通り越してE1近くまで往復するのは遠いんですよねー。なので国内線なので(一番遠いキルナまでも1時間30分程度)この程度で問題はなく、国内線の旅客はここ、それ以外はE1のところにあるSAS Loungeという分離が、この当時はできていましたが、現在はSASのARN発便の利用客が今もあるSAS Loungeに集中しているため、ラウンジが混み気味ではあります。